自転車通勤・通学にママチャリは適しているのでしょうか??
今回はママチャリのメリット、デメリットを解説しながら、どのくらいの距離、環境、目的に適しているか、皆さんの普段の生活や、通勤・通学環境を思い出しながら見ていただければと思います。
また後半ではスポーツ自転車についてもそれぞれ紹介していますので、ママチャリではなくスポーツ自転車を検討している方もぜひご覧ください。
ママチャリのメリット
日本でおそらく一番普及している自転車である「ママチャリ」
まずはなぜママチャリが多くの方に乗られているのか、ないがよいのか、ママチャリのメリットをご紹介します。
安い
ママチャリは低コストです。安いものでは1〜2万円で買うことができます。
最悪盗まれたり、傷つけてしまっても精神的ダメージは少なくて済みますね。
カゴがある
ママチャリの最大の特徴はカゴがあることですよね。カゴはあるととっても便利。間違いなく他のスポーツ自転車にない利点です。
楽に乗れる
ママチャリの上体が起きたライディングポジションはペダリングがしづらく、スピードの遅さの原因の一つですが、上体が起きた姿勢は楽に乗れ、サドルの位置も低く乗り降りしやすいです。
泥除け・ライトが標準装備
ママチャリには最初から泥除け、ライトが着いています。ライトもローラー発電(リム部分へ発電機を押し当て発電)やハブ発電(前輪の回転軸部分に発電機を仕込んで発電)でいちいち外して充電などする必要がありません。
ママチャリのデメリット
どんなに優れている物でも、いい部分があればその分悪い部分もあります。
次はママチャリのデメリットについて解説していきます。
重い
まずママチャリは自転車の中ではかなり重たい部類に入ります。
ママチャリの平均重量は18〜20キロ。一般的なスポーツ自転車は10キロ前後となり大きな差があります。
実際クロスバイクやロードバイクを初めて触る方はその軽さに驚かれる方が大勢います。それだけママチャリとスポーツ自転車の重量差は大きいのです。
また上り坂ではその重さがネックとなりかなり大変な思いをすることになると思います。ギアも3段のみといった少ない場合がほとんどだと思います。スポーツ自転車ではフロント3段、リア9段など最低でも27段くらいのギアはある場合がほとんど。さらにいいものになればリアのギアが12段あるものもあり、上り坂にあったギアで登ることができます。
遅い
ママチャリは遅いです。前述した重さと上体を起こしたライディングポジションが主な原因です。車体は重く進みづらく、ペダリングもしづらい姿勢が時速10キロ〜速くても20キロほどという遅さを生み出します。
ブレーキが効きづらい
ブレーキもあまり効かないです。その割に車体重量があるため余計に止まりません。不意の飛び出しなどで急ブレーキを掛けたい時や、下り坂でスピードが出過ぎている時などすぐに止まれず危険です。
通勤通学にママチャリは適しているか
まず結論からお伝えするとママチャリは3キロくらいの近場ならお勧めだと思います。
逆に3キロ以上になってくると他のスポーツ自転車がいいのかなと思います。
なぜ3キロ?
3キロというとママチャリで大体15分くらいで走れる距離になります。
デメリットで解説した通りママチャリはそんなにスピードがでません。
大体時速10キロ~20キロくらいなので3キロだと15分前後で走り切れる距離です。
15分くらいなら通勤・通学時間としてそんなに長く感じませんが、20分、30分となってくると少し印象が違ってきますよね。
たしかに、20分、30分だとすこし長く感じるかも・・・
3キロ以上の場合はクロスバイクやロードバイクなど、ママチャリよりもスピードの出る自転車の方が時間短縮でき良いと思います。
近場ならママチャリ便利。少し遠くなるとスポーツ自転車がよい
ママチャリの安価であまり気にすることなく乗れる点や、ライトや泥よけ装備で悪天候、夜間に対応できる適応力の高さ、そしてスピードは遅いが楽な姿勢で乗れる点を考えると3キロ以内のような近場で乗るぶんには便利でむしろスポーツ自転車よりもおすすめできます。
逆に3キロ以上の場合はママチャリよりもクロスバイクやロードバイクなどのスポーツ自転車の方が適しています。僕も普段通勤で片道12キロくらいの距離を自転車で通っていますが、ロードバイクです。もしママチャリしかない場合なら僕は自転車では通わないでしょう。間違いなく時間がかかりますし、重いぶん上り坂などば大変です。
スポーツ自転車のススメ
ここまでママチャリのデメリットとメリット、近場でならおすすめできる点や、少し遠くなるとスポーツ自転車の方が適してる点について説明してきました。
これまで話の中に出てきたスポーツ自転車とは一体どんなものなのか知らない方向けに簡単にご説明したいと思います。
スポーツ自転車とは
スポーツ自転車とは「ロードバイク・クロスバイク・マウンテンバイク等」の総称です。ママチャリに比べて軽量でペダリングしやすく、速く走れたり、悪路に強いなど種類によって性能に特徴があります。
ここでは各スポーツ自転車の特徴を見ていきます。
ロードバイク
舗装された道を最短スピードで走るのに適しています。
タイヤが細い。軽量ゆえに悪路や段差に弱く、 パンクすることも多いです。
またライディングポジションも強い前傾姿勢となるため、初心者の方には慣れるまで扱いが難しい面もあります。
サイクリングや日帰り旅行に向いています。
日本では「ロードレーサー」とも言われています。
マウンテンバイク
山道などの悪路を走るのに適したバイク。
タイヤが太くサスペンションもあり悪路走行に適しています。また頑丈に作られていますので、ジャンプなどしても大丈夫。今回ご紹介する車種の中で一番遊べるバイクですね。僕も休みの日乗って楽しんでいます。
サスペンションがある分ふわふわした乗り心地でライディングポジションもそこまで前傾がキツくないので初心者の方でもすぐに乗りこなすことができます。
また山だけでなく街乗りでも、段差や舗装されていない道を気にせず走ることが出来ます。
街乗りでのスピードはタイヤが太いことや少し重量もあるため今回の3車種の中で一番遅くなってしまいます。
クロスバイク
ロードバイクとマウンテンバイクを足して2で割ったようなバイク。
極端な性能の2台を街中で乗ると扱いにくい部分がある為、 生まれたのがクロスバイクです。
マウンテンバイクより軽く、ロードバイクより低価格。
初心者のサイクリングや遠距離通勤に向いています。
これからママチャリではなくスポーツバイクでの通勤・通学を検討されている方はぜひ今回ご紹介したスポーツバイクの種類を参考に選んでみてください。
まとめ
今回はママチャリのデメリット、メリットをご紹介し、通勤通学に向いている場合とそうでない場合についてご説明しました。またスポーツ自転車についてもご紹介しました。
自転車通勤に関してもっと知りたい方はこちらの記事もおすすめです。
【徹底解説】自転車通勤を一年継続してみて分かったメリット、デメリットとは?
ママチャリの気軽に楽に乗れる点は素晴らしいと思います。僕もママチャリ大好きです。
ですが坂道や距離が長くなってくるとデメリットの面が目立ってしまい、スポーツ自転車の方が適している場合が多くなってきます。
スポーツ自転車にも今日にが出てきた方は今回ご紹介した3種類のタイプを参考に検討してみてくだい。ママチャリとはまた違った新しい世界が見えてくると思いますよ。
またマウンテンバイクについてはこちらの記事で詳しく解説していますのでよろしければご覧ください。
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